グランドゴルフルール

グランドゴルフルール

グランドゴルフは、仲間と一緒に遊ぶ軽いスポーツです。

仲間と楽しく遊ぶために簡単なルールがあります。

仲間との日常のプレーはもちろんのこと、あらゆる大会などで参加者が和やかにプレーするためにもルールを理解しておくことが大切です。

公益社団法人 日本グラウンド・ゴルフ協会」から「グラウンド・ゴルフ ルールブック」が発行されております。

その、ルールブックから引用して記事をすすめて参ります。
出典元
日本グラウンド・ゴルフ協会

グランドゴルフをプレーする時心掛ける事

  1. あるがままにプレーする
  2. 他人に迷惑をかけたり不快感をあたえない
  3. 自分に有利になるような判定はしない
  4. 自分で判定できないときは同伴プレーヤーの意見を聞いて自分で決める

エチケットに関するルール

コースを早くあける

プレーヤーは、自分の打球が終わったら、次のプレーヤーの妨げにならない場所に速やかに移動しましょう。

自分のボール付近に移動

基本的には自分の打ったボールの周辺に移動しますが、他の人のプレーの妨げにならないように注意しましょう。

他のプレーヤーが構えたら静かに

話しながらプレーするのはグランドゴルフの楽しみの一つです。
しかし、プレーヤーが打つためにかまえたら、大声で話したり、笑ったり、動き回ることはやめましょう。

安全に配慮を

打とうとしているプレーヤーの近くにいると、スイングしたクラブに当たってしまう危険性があります。
お互い十分に注意してプレーしましょう。

前の組が終わってからプレー

自分たちの前を行く組が修了してからスタートマットの上にボールを置きましょう。

自分の作った穴や足跡は自分で直して移動

天候や施設の状況によっては、プレーヤーの移動によって足跡や穴ができることがあります。
プレーヤーは可能な範囲で自分の足跡や自分で作った穴を直してから移動することがエチケットです。

ゲームに関するルール

ゲーム

ゲームは、所定のボールをきめられた打順にしたがってスタートマットから打ち始め、ホールポスト内に静止した状態「トマリ」までの打数を数えるものである。

打順を決めてゲームを始めます
ゲームを始める前に、どういう打順にするかを決めます。
打順については、第1打目から「トマリ」まで1打つ同じ打順でプレーします。
連打
一人の人が「トマリ」になるまでなるまで続けて打つ、いわゆる連打は認められません。
「トマリ」とは
トマリとはボールがホールポストの底円の内側に半分以上が入って静止した状態をいいます。
また、ホールポストの上円に乗った場合も「トマリ」となります。
ホールポストの底円の真上から見て判定します。
打順のきめかた
通常のゲーム場合はプレーヤーで話し合ってきめます。
講習会や大会では主催者が決定し参加者に通知します。

用具

クラブ、ボール、ホールポスト、スタートマットは定められたものを使用しなければならない。

用具は、定められています
  • クラブ・ボール・ホールポスト・スタートマットは日本協会用具標準規則で定められており、それを使用しなけらばなりません。
用具の改造は
  • 用具の改造はできません、ただしグリップテープを巻くことはできます。
    用具の改造禁止は安全性を考慮したものであることを理解することが大切です。
  • クラブやボールに目印やイニシャルを付けることは規制も奨励もしません。
    もし付けるとすれば、クラブやボールの機能を変えない自分のものが見分けられる程度のものにしてください。

ゲーム中の打球練習

プレーヤーは、ゲーム中いかなる打球練習も行ってはならない。
本条の反則は1打付加する。

ゲーム中の打球練習
  • ボールを打つ練習をしたら反則で1打付加です。
    スイングは良いのですがボールを実際に打つのは反則です。
    スイングの練習をする時は周囲の安全に十分注意し、また、他のプレーヤーがプレーを開始したらすぐにストップし静かにしなくてはなりません。
  • 大会時の打球練習
    大会ではゲーム開始前のコース内での主催者の従って下さい。
    指示がなければコース内での打球練習はしないのがエチケットでしょう。

援 助

プレーヤーは、打つとき足場を板などで作ったり、人に支えてもらったりするなど、物的・人的な援助やアドバイス、あるいは風雨からの防護を求めたり、受けたりしてプレーしてはならない。
本条の反則は1打付加する。

援助を受けてはならない
  • グランドゴルフは自主性を重視するスポーツです。
    雨が降るので傘をさしてもらったり、スイングの妨げになるので木の枝を押さえてもらったり、足元が不安定なので後ろから支えてもらったなどの反則は1打付加となります。
  • 障害のある人から求められたら、マークなどしてあげることは差支えないでしょう。
    これらのことは、プレーが始まるまえに同伴プレーヤーで確認しておきましょう。

ボールはあるがままの状態でプレー

プレーヤーは、打ったボールが長い草や木のしげみなどの中に入ったとき、ボールの所在と自己のボールであることを確かめる限度においてのみ、これらのものにふれることができる。
草を刈ったり、木の枝を折ったりしてプレーしてはならない。
本条の反則は1打付加する。

ボールはあるがままの状態で
  • ボールが長い草やしげみの入って打てそうもない時があります。
    そんなときボールのそばの草を踏みかためたり、手で抜いたり、木の枝を折ったりして条件を良くしようとする人がいますがこれは認められません。
    あくまでもあるがままの状態でプレーすることです。
    これらの反則は1打付加となります。
障害物は取り除けません
  • どんなにスイングがしにくい状況に置かれてもボールの周辺に手を加えて自分に有利にしてはならないということですからボールとホールポストの線上に石、小枝、砂などの障害物があっても取り除いたりしてはいけません。
障害物
  • 他のホールポストやコース内に設置されているものはすべて動かせない障害物とみなします。

ボールの打ち方

プレーヤーは、ボールを打つときはクラブのヘッドで正しく打ち、押し出したりかき寄せたりしない。
本条の反則は1打付加する。
ただし、から振りの場合は打数に数えない。

ボールの打ち方
  • ボールをヒットしないで引きずるように打ったり、二度打ちしたり、まわして打ったり、押し出し、かき寄せで打ったりしてはいけません。
    これらの反則は1打付加となります。
から振り
  • 打とうとして構えたらクラブが触れてボールが動いてしまった場合は、打ち直すこができません。
  • ボールにクラブが当たり、ボールが動いてしまった場合は、打ったことになり次の打はボール動いて止まった位置からはじめます。
  • から振りは数えません。
    から振りとはボールが動かなかった場合、または動いても直接ボールに触れてないときをいいます。

紛失ボールとアウトボール

プレーヤーは、打ったボールが紛失したり、コース外に出たときは1打付加し、ホールポストに近寄らないで、プレー可能な箇所にボールを置き、次の打を行わなければならない。

紛失ボール
  • 草むらや林の中に入り探しても見つからない場合は、ボールが見えなくなった場所からホールポストに近づかない場所にボールを置いてプレーします。
    この場合は、1打付加となります。
アウトボール
  • ボールがコース外に出たり、池や川、排水路などの溝に入ったり、障害物があったりしてどうしても打てない場所に入った場合は、ボールの落ちた所や打てない場所からホールポストに近づかない場所にボールを置いてプレーします。
    この場合は、1打付加となります。

プレーの妨げになるボール

プレーヤーは、プレーの妨げになるボールを、一時的に取り除くことを要求することができる。
取り除くのは、ボールの持ち主であり、その際ホールポストに対して、ボールの後方にマークをして取り除かなければならない。

ボールの取り除き
  • 自分がプレーしようとしたとき、そのままプレーをすると他のプレヤーのボールに当たってしまいそうな場合はボールを取り除くことを要求することができます。
    自分のボールが他のプレーヤーから要求される前にマークして取り除くのがエチケットです。
取り除き方
  • マーカーを置いてからボールを取り、ボールを置いてからマーカーを取りましょう。
  • マーカーはプレーの妨げにならないものを使いましょう。
    あまり大きくても、厚みがあってもいけません。
    お金をマーカーとすることはやめましょう。

他のプレーヤーのボールに当たったとき

プレーヤーは、打ったボールが他のプレーヤーのボールに当たったときは、そのままボールの止まった位置からプレーを続ける。
当てられたプレーヤーはもとの位置にボールをもどさなければならない。

ボールがボールに当たったとき
  • ゲーム中は予測できないことが発生します。
    注意していてもボールを打った時他のプレーヤーのボールに当たることがあります。
    その場合は、当てられたプレーヤーはボールを正しく元の位置にもどし、その位置からプレーします。
    当たったボールはそのまま停止したところから次のプレーを行います。
周囲のボール、観客に注意
  • ゲーム中は、他のプレーヤーのボールや観客に十分注意するとともに、プレーの妨げになるボールはマークして取り除きましょう。

止まったボールが風によって動いたとき

プレーヤーは、打ったボールが動いている間は、ボールを打ってはならない。
風によってボールが動いたときは、静止した場所からプレーをし、動いてホールポストに入った場合はトマリとする。

自然に動いたとき
  • グラウンドゴルフのボールは強風でも動いたりしないよう工夫されていますが、自然は人間の力では計り知れないところがあり、絶対にボールは風で動いたりしないという保証はありません。
    風の強い日にもプレーしなければならない時もあります。
    風によって動いたらやむを得ないこととし、止まった位置からそのまま打つということです。
    ひどく無常なようですが、風に吹かれてホールポストに入ったら、これは「トマリ」ですので不運ばかりではないわけです。
不可抗力でなく動いたとき
  • 自然が原因でない、次の場合は動いたボールを持ち主が元の位置にもどしてプレーを進行させます。
  • 犬や鳥などの動物がボールにいたずらをして動かしたとき。
  • 観客などが何かのはずみでボールにふれ動いたとき。
  • 他のプレーヤーが自分のボールと勘違いし打ったとき。

第1打がホールポストに入ったとき

プレーヤーは、打ったボールが1打目でトマリになったとき(ホールインワン)は、合計打数から1回につき3打差し引いて計算する。

ゲーム中の判定

ゲーム中の判定はプレーヤー自身が行う。
ただし、判定が困難な場合は同伴プレーヤーの同意を求める。

標準コース

標準コースは、50m、30m、25m、15m 各2ホールの合計8ホールで構成する。

標準コース図(8ホール)

画像の出典元
日本グラウンド・ゴルフ協会