ワイファイとは
出典:「日経パソコン」2022・1.10
ワイファイとは、有線LAN(LANケーブル)による接続を無線(ワイヤレス)に置き換えて無線にする技術。
ワイファイを利用するには、ワイファイルーターが必要です。
インターネット回線の終端装置にワイファイ ルーターを接続しデータを無線で飛ばします。
そうすると、ワイファイ対応のパソコン・スマホ・タブレットでワイファイ ルーターと通信することでネットワークに接続できます。
ワイファイ ルーターには、ワイファイごとに「SSID」と呼ぶ固有の識別子があり、そこに暗号化キーが割り振られています。
今、公共の場所でもワイファイが復旧し空港や駅などでも利用できるようになってきています。
また、ホテルは、もちろんのこと喫茶店や飲食店でも利用できるところが多くなってきています。
驚いたことには、病院でも使えるところがあります。
つい最近、腰を痛め整形外科に行ったらなんとワイファイの暗号化キーが表示されてました。
スマホユーザーは、この無料のワイファイサービスを利用すれば携帯電話会社と契約しているデータの使用量を大幅に削減できます。
家庭にワイファイができる環境があるならお家時間は、積極的に利用して通信料を減らしましょう。
ワイファイと5Gの違い
ワイファイは、ワイファイ ルーターの電波の届く範囲内でしか利用できません。
電波の届く範囲は、環境にもよるが10m~20m位です。
5Gは、携帯電話の契約にインターネット接続を含めることで、携帯電話会社の基地局を介してインターネットに接続できます。
市街地ならほとんどの場所で通信ができます。
ワイファイの規格と種類
世代 | 通称 | 規格 | 最高速度 |
第六世代 | 2019年~ Wi-Fi 6 | IEEE 802.11ax | 9.6Gbps |
第五世代 | 2013年~ Wi-Fi 5 | IEEE 802.11ac | 6.9Gbps |
第四世代 | 2009年~ Wi-Fi 4 | IEEE 802.11n | 600Mbps |
第三世代 | 2003年~ | IEEE 802.11g | 54Mbps |
いずれの規格も上位互換なので、新規格に対応する製品は、基本的に旧規格の製品とも接続できます。
Wi-Fi 6は、現在での最新規格となっていて2019年以降に登場したパソコンやスマホの多くが対応しています。
Wi-Fi 6対応のUSBアダプター
古いパソコンでWi-Fi 6を利用する場合は、USBアダプターが便利。
Wi-Fi 6用のアダプターは、パソコンのUSB端子に挿し込んで使用します。。
Wi-Fi 6は、高速なのでUSB3.0以降の端子で使用する必要がある。
ホームルーターとは
ホームルーターは、5Gや4Gといった携帯電話通信でインターネットに接続し、家庭内でワイファイを使い通信を各機器に分配出来ます。
工事が不要で電源コンセントに挿すだけなので設置も簡単です。
通信速度は、やや低いが携帯電話の電波が入る場所なら利用出来ます。
車載ルーターとは
自動車内でインターネットに接続できるアイテムで、仕組みはほぼホームルーターとと同じで、自動車内のみで利用出来ます。
自家用車で長距離を移動するとき、同乗する家族がWebページを閲覧したり、動画配信を視聴する場合、短時間ならスマホなどでも良いが長時間だとだとすぐに通信量の上限に達してしまいます。
そんな時、便利なのが「車載ルーター」です。